純情★可憐─恋してヴァンパイア─

そしてあたしは…



吸い付くように天音の首筋に口づけ牙をたてた



あたしを惑わす甘い血…



やっぱりガマンなんてできないや。



ちゅっと音をたて首筋から離れる。



「牙しまえよ…」



けだるそうに言う天音の唇にあたしは吸い付いた。



ピリッと小さく電流が流れたようになり、天音の身体に精気がみなぎる。



「やっぱたまんねーこの感じ…」



「んあっ…んっ…ふっ…」
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