純情★可憐─恋してヴァンパイア─
「どうって言われてもなぁ…取りあえずあいつと話してみるよ」
「爺があれほど言いましたのに…情けのうごさいます」
"うっ"とハンカチで目元を押さえる
「どうにかなるわ…そんな心配しないでよ」
あたしは天音の待つ客間へと急いだ
"キイッ"と扉を開けるとソファーに腰かけた天音があたしを待っていた
メイドがお茶をだしてその場を後にする
「ごゆっくりどうぞ」
「ありがとね」
あたしは向かいあうようにしてソファーに腰かけた