純情★可憐─恋してヴァンパイア─

「ただ爺が思うのは…段々とヴァンパイアの血が薄くなりつつあるのが寂しい…それだけでございます」



爺は純血…



深夜あたしの知らないうちにどこかに『食事』に出掛けて来ているみたい



でも身体は順応性があるみたいであたしと同じように血だけじゃなくてもいいみたい



普通に食べるしお茶もする…爺は緑茶とせんべいが好きなの



(この庭にはあわない組み合わせだけど…)


あたしのパパも純血もちろん祖父も祖母も同じ



でもあたしは違う…
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