純情★可憐─恋してヴァンパイア─
スキップしながらテーブルにつき朝食をとる
「お嬢様もうお時間が御座いませんよ! !」
あたしはオレンジジュースをグイッと飲み干すと席を立った
「学校でも大人しくですよ!解りましたか!」
「もーう毎朝…解ってるわよ…じゃ行ってきます」
黒塗りの高級車に揺られ学校へと向かった
マリアは高校生である普通の女子高生と別段変わりない
「爺はホント口うるさいんだから…」
溜め息を吐くと目を瞑り車の揺れに身を任せた