純情★可憐─恋してヴァンパイア─
「お嬢様少しお時間宜しいでしょうか」
「いいけど何?」
それは夕食の後だった…あたしはいつものようにソファーでくつろいでいた
爺は神妙な面もちで近寄るとあたしに言った
「天音様の事で御座います」
「天音の事?なんの話しー」
「あちらの世界のご親類にお嬢様のパートナーの御披露目をしなければなりません」
「げっ!マジでっ?!」
「お嬢様…マジっ!で御座いますよ」
御披露目かぁ…うーんあの人達苦手なんだよなぁ
来る御披露目会の事を思いため息ばかりの夜だった