♪Kiminouta♪
「着いたよ!!」
そう言われて見上げたその建物は、
古びた、でもちゃんとしたビルだった。
階段を上る。
なんか嫌な予感がする。
パンプスのかかとがコンクリートの階段を踏んでコツコツ鳴ってる。
その音が余計に気持ちを不安にさせる。
これから起こることを予想しておけば、
あたしはこんな目に遭わなかったのかな?
それともこれは、あなたを傷つけた罰なのかな?
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