♪Kiminouta♪
♪Kouta♪
歌羽が小さい体でものすごく重いものを背負ってるなんて知らなかった。
「あたし、自分が嫌いだったの。」
そう言って歌羽は、やっと涙をぬぐった。
「ごめんな。気付いてやれなくてごめん。こんなつらい思いしてたのにな。」
「ううん。もういいの。幸汰がいてくれるだけでいい。」
久しぶりに笑った歌羽は、とても可愛かった。
< 57 / 76 >

この作品をシェア

pagetop