メディカル・ハンター
ところが…だ

"シクシク…センセ…ナンデワタシヲミステタノ?"

なんて頭の上から声が聞こえたら…

な…何だ今の声は?

慌てた和田は辺りを見回した。

医局には、確かに女性は、かなりの人数居る。

居るには居るが…看護士とか事務員とか…

「さっきの声は、小学生ぐらい…かな?どうみても、この中に該当者が居るとは思えないのだが…」


その和田の声を聞いた女性職員は

「どうしたんですか和田先生…汗びっしょりで」

そう言って和田とエアコンの吹き出し口を見比べた。
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