メディカル・ハンター
彼女曰く

「帽子がデカいけん普通に被ったら前にずり落ちて顔が隠れるんよ…そりゃマズかろ?やけん後ろ向きなんよ。斜めに被ってるのは…ちょっとは引っ掛かるやろうと思って…」

彼女の言い分を聞いた和田は

「まぁそこら辺の事情は解った。早急に会社に連絡して身体に合った制服を用意してもらうように…ただし…」

目を鬼の様にして

「その名札は、サイズ関係無かろう。今すぐ直せ!」

と命令する。

そこまで命令口調で言われた彼女は、おとなしく

「あたしぶきっちょやけんしきらんと…和田センセ直して」

甘えてきた。
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