天使な悪魔
 

  「誰だ、ここに勝手に入った奴は」


  わわわっ、やばい。どうしよう


  とっさに本棚の後ろに隠れた。

 
 「って、敏感になりすぎたか・・・」


  ーコツコツコツ


  足音が遠ざかっていった。


  「ふぅ、今の誰だったんだろう??」


  「おい!!」

 
 「きゃぁ!!な、何?」


  それは、さっき聞いたあの声だった。

 
 「なに勝手に入ってんだ」

 
 「何って、ドアが開いてたからだよ。


  開けてたほうが悪いでしょ」


  「ふっ、それもそうだな」

 
 というと謎の彼は柔らかな笑顔を見せた。

 
 -か、かっこいい・・・


  「?何見てんだ??」


  「なんでもありません...」

  

  




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