エス・イ―…?

「もう痛くないってことはさー、これからもバンバンできんじゃねぇのー?」


 
 一瞬、何を言われてんのかわからなかった。



 振り向くと、桐は何事もなかったかのようにゲームを始めてるし。



「アンタ、あたしが感じたらとか言わなかったっけ。」

「でも痛くなかったんだろ。」

「そーじゃなくって!!!」



 さすがのあたしもこの時はキレた。



 ていうか、よくよく考えたらあたしずっとコイツのペースじゃない?


 何でコイツに処女まで捧げてんだ、あたし。



「…何?お前ほかに本命いるとか言い出すんじゃないだろうな。」


「はぁぁ?アンタ、あたしが今まで1度でも男の影チラつかせたことありますか。」


「じゃー、いいじゃねーか別に。」



 …ほんっと意味わかんない。



 
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