おさえきれない。

……パチ…


ん、ここどこ?

…ベット?



「あ、起きた」



訳が分からないまま、上を向いていた私は、声のした方へ顔を向けた。



そこには綺麗な顔立ちで、スラッとした男性が安心したような顔でこちらを見ていた。



「だ、誰ですか!?」


「沖田 貴俊」

おきた たかとし?
あぁ、そうですか…って、そうじゃなくて!



「ここどこですか?何で私こんな所に…」


「ここは俺の家。あんたが目の前でいきなり倒れたから、どうしようか考えて結局連れて来たんだよ。」


…私倒れちゃったんだ…。



沖田という人に聞いて納得した。



「大丈夫か?」


「あ、はい。もう大丈夫です。ご迷惑おかけしてすみません。ありがとうございました。」


そう言って立ち上がろうとしたとき…


…グラ…


あ、やばい!




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