おさえきれない。
見えない心
沖田さんが帰ったあと、
お風呂に入りリビングに行くと
一つ年下の弟の蓮(レン)がソファーに座りながら
「色恋沙汰ゼロだった姉貴にもとうとう春到来かー」
と、のぼせたことを言っている。
「ちょっとお母さん、蓮になに変なこと吹き込んだのよー」
「あら、なんのこと?」
絶対しらばっくれてるよ・・・
「それに、紳士なイケメンなんだろ?
まぁ、姉貴には難しいかもだけど精々がんばっとけー」
「うるさいわねw
沖田さんはそういうのじゃないんだから、
じゃあ、おやすみなさい」
階段を駆け上がって勢いよく部屋に入った。
携帯を確認する。
・・・そりゃあ今日はまだ電話来ないよね。
沖田さんの電話番号聞いておけばよかったな~
なんてちょっと後悔。。。
自分の電話番号しか教えてないから
こっちから連絡することができない。
まぁ、今度連絡するって言ってたから
それまでにお礼なににするかきめておこーっと!
お礼するくらいですごくうきうきしてる。
なんでかな?
明日も学校だし今日は大事を取って早めに寝ることにした。