君が好き☆
恋の始まり♪
…ここ…どこだろう?
どこかの公園?
…おっきな桜…綺麗…。
こっちに誰か歩いてくる…。
よく見えない…
「亜美?亜美は僕の……だよね?」
「そうだよ☆亜美、かけるくんの…になるぅ!」
なんだろう…。
かけるくん?知り合いにかけるくんなんて…。
「亜美!!起きなさぁぁい!!」
「わぁっ!?」
「今日入学式でしょ?!?!」
あ…お母さん…。
ん?…今なんて…。
「ああああああ!!!」
「全く…高校生にもなって寝坊?しかも入学式に…ブツブツ」
「うぅ~すいません~」
…それにしても誰だったんだろう…。
かけるくんか…。
「亜美!!」
「わっごめんなさ~い!!」
新しい制服に腕を通す。
なんか…
テンションあがる♪
「行って来まーす☆」
「転ばないよーにねー」
…おいおいあたしは小学校かっ!
…ドンッ!
「わぁっ!?」
ズデッ…。
お母さん…転んでしまいました 泣
「…ぷっ…」
ん?
顔をあげると、あたしを押したと思われる。
…イケメンが爆笑してる?!
「あの~…」
「ぶはっ…クククク」
…失っ礼ーじゃない???
転ばせたくせに…。
「いやいやゴメン☆大丈夫?…プッ」
手を差し伸べる。
…まだ笑ってんじゃん!!
この黒王子めっ!←いま命名
「あっ大丈夫です…」
手をとる。
「…君…名前は?」
「えっ…國井亜美です…」
すると、黒王子は少し考えこむ…。
「んー…僕の名前は宮川 翔。覚えといて☆」
ん??翔?朝見た夢と同じ名前…。
…っないない!そんな偶然ありません!
「じゃあまた☆」
黒王子…眩しいよ…。
しばらく歩くと周りが騒がしくなってきた。
「ねぇねぇ…」
「はい?」
なんだこの人達…。
ナルシストオーラむんむんだ…。←?
「君、翼高校の生徒?カワイーね☆」
「名札青だぞ。1年生じゃん」
「一緒に行かない?」
「いや…」