アナタがくれた贈り物




母にそのことを話すと、
黙ったまま固まってしまった。



しばらくの沈黙が続く。




先に口を開いたのは
私の方だった。





「私…産みたい……」



母はしばらく考えて口を開いた。





「6ヶ月じゃ、

もうおろせないじゃない。」



そう言った母の顔は
笑っていた。







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