桜空
紅葉の間とは主に私の父に仕えるくらいの身分の使用人が使う部屋だ。
あいにく誰もいないようだ
私は中に入り、奥に行った
すると――
「あ……」
そこには使用人用の着物姿で天井のホコリを丁寧に取る空の姿があった。
なんか……
いつも以上に真剣な表情な空。
かっこいい〜!!!!
私は仕事の邪魔になってはいけないと思い、静かに紅葉の間を出た。
少しだったけど仕事中の空を見れて嬉しかった。
私は満足をして部屋に戻った。