桜空
「――それじゃあ今日の稽古は終了だ!!」
「お疲れさまでした!!」
稽古場まで行くと、剣士達の声が聞こえた。
私はその声を聞くと、稽古場の裏に回った。
今日はここで空と約束しているから…
「――桜」
大好きな声に名前を呼ばれ、振り向く。
「空っ!!」
私は空に抱き着いた。
「稽古お疲れさま♪」
「おう!!ありがとな」
キスを交わすと一緒にその場に座り込んだ。
「――あ!!空、見て……星が…!!」
空を見上げると満天の星空が広がっていた。
「うわ…すげぇ……」
空も関心したような声を出した。