桜空

「桜……最近夜、部屋にいないと思ったら男と会っていたのか…しかも…使用人とは……」



「ちっ…違うのお父様!!」



「言い訳は聞かん!!お前達!!桜と水野を捕らえよ!!」



「はっ!!」



私達に向かってくる使用人


そして――



「――やぁっ…!!空っ…」



「桜っ……!!」



私達は無理矢理突き放された。



どうして…?



どうして…誰も私達の恋を許してくれないの?



どうして…邪魔ばかりするの?



私達がいったい……



何をしたって言うの?



私は涙を流しながら使用人に連れられていった…
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