桜空
「――ん…」
目を覚ますと見覚えのない部屋にいた。
服は…着ているみたいだ。
「……空……?」
ここ…どこだろ…
――ガラッ
「あ、桜起きた?」
扉が開くとそこには空が立っていた。
「あ、うん…ごめんね、寝ちゃって」
「いや、いいけどさ!!腹減っただろ?飯にしようぜ」
空は手招きをしてきた。
「う、うん、ありがとっ!!」
私は空の手を借りて立ち上がった
――「あら桜ちゃん、よく眠れた?」
空と一緒に下に降りるとお姉さんが椅子に座っていた。
「あ、はいっ!!」
「そう。それはよかったわ♪」
お姉さんはニッコリとスマイルを浮かべた。
笑うとなおさら綺麗だなぁ…
見とれちゃう…
私はお姉さんを見てふと思った。