桜空

「――姫様、少しよろしいですか」



下働きの使用人が私に声をかける



「――何?」



私はそっけなく答える



「姫様、実は殿様が姫様に渡してほしいとこれを…」


使用人は少し大きめの箱を私に渡した




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