桜空
身分違いの恋

――なんか……実感わかないな…



私、空と恋人同士になれたんだ…
なんだかまだ信じられない…
あんなに素敵な人と付き合えるなんて…



「―さーくらっ!!どうしたのよ、ボーッとして!!」



「海…」



親友の海が私に話しかけてきた。



空と付き合ってること…
海にでさえ、言えない…



私、やっぱり大事な人に隠し事しちゃうんだね…



なんだかすごく後ろめたい気持ちだ…



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