桜空

私は海が言ったその言葉がすごくすごく嬉しかった。


確かに私は姫としてもこの江戸を守らなくちゃいけないけれど。



恋愛くらい許して欲しい。政略結婚なんて絶対したくないから…



海は、反対なんてしなかった。
海は成宮家の剣士としても私を守ってくれて…
そして相談も乗ってくれたんだ。



私、絶対言うから。



海にだけは、空と恋人同士だって。



認めて欲しいって。



海を信じてるから…
< 44 / 211 >

この作品をシェア

pagetop