桜空

「姫様っ!!ちょっとよろしいですか??」



市之助がやって来た。



「どうしたの?」



市之助はちょっと焦り気味に言ってきた。



「実は…」



――その瞬間、なぜか空の笑顔が浮かんだんだ



いったい何がいけないの?


私は今までずっとこの城に閉じ込められて生活して…


姫ということを自覚しろと言わんばかりに……



私はもう我慢できない。



誰になんと言われようと
この恋だけは守って見せる…!!
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