甘くも苦い誘惑に溺れて


「や……だ……彰ちゃん…」




また…私を置いて行くの…?



あの時の様に……また…。



もう…あんな思いは嫌なのに。




「…っ……ぅ…置いて…行かない…でっ……ヒクッ……やだ…いやっ…」




体中の痛みよりも彰ちゃんが居ない事の方が…痛くて…。



どうして…私達は…いつも…こうなの?



どうして…。



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