甘くも苦い誘惑に溺れて


病院から外へ出るとおもいっきり外の空気を吸い込む。




「…気持ちいい」




彰ちゃんが居なくてもこれからを歩いて行かなきゃいけない。



立ち止まっては…いけない。



笑顔を作っているけれど…だけど…本当は…



本当は…



寂しいのよ…。



毎日考えるのは彰ちゃんの事ばかりで…元気にしているのだろうかとか考えちゃうの。



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