甘くも苦い誘惑に溺れて


「……好き…」




空を見上げながら私はもう一度素直な気持ちを声に出して呟いてみた。













「……俺もだ」









……え?



声のした方へと振り返るとそこには…



彰ちゃんが居た…。



どうして…彰ちゃんが…?



もしかして私、夢を見てる?



彰ちゃんの事ばかり考えていたから、幻覚まで見えたの…?



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