甘くも苦い誘惑に溺れて


「彰ちゃんっ…ありが…とう」



「ったく…泣き虫んなったな」




片手で私を抱きしめたまま頭を何度も撫でてくれる。



私はただ…彰ちゃんの胸で泣き続けた。



暫くして落ち着きを取り戻すと二人で私の実家へと向かった。



< 327 / 340 >

この作品をシェア

pagetop