甘くも苦い誘惑に溺れて
許婚の正体と婚約者の豹変
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ふと目が覚めると真夜中の2時だった。
「はぁ…最近まともに眠れない」
ベッドから体を起こすとキッチンへ入りコップ一杯の水を飲む。
ふとテーブルの上へ置かれた携帯に視線を向けると着信を知らせる水色のランプがチカチカと点灯している。
「…ん?」
中を開いて覗くと拓也からだったみたい。
着信時刻は…23時30分。
私の事を心配して掛けて来てくれたのね。