空色
『あんまりカッコイイ訳じゃないけど成績優秀、スポーツ万能誰からも好かれる性格。だから女子からも男子からも人気あったんだよー。毎日のように女子からの呼びだし』

『ふーん。池ちゃんさ好きだたの?』

『別に…』

『なんで?いい人なんでしょ?』

『いい人らしいけど…』

『けど?』

『イケメンじゃないもん』

『それ…だけ?』

『そうだよ。男はやっぱり性格より顔でしょ!!』

『あははは…』

ガラッ

教室にドアが開き、みくが入って来た。

『みく!佑久と何話てたの?』

『あぁー…』

『何!?告白?』

『ううん。告白とかじゃないけどー』

『そうなんだ…期待してたのにぃー』

『池ちゃん…期待って…』

告白じゃないんだ。

みく可愛いからてっきり告白かと思ったのに。

キーンコーンカーンコーン

〜お昼休み〜

『アミーみくーお弁当食べよっ!!』

『うん。どこで食べる?』

『もちろん中学といえばー?』

『屋上!』

みんなの声が重なった。

私達は笑い合ながら屋上へと向かった。

キィー

『きもちー…』

『ポカポカ…』

『下の景気見に行うよ!』


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