空色
ガチャッ

屋上のドアが開いた。

『おー。来たか翔!』
翔?私は身を乗り出して見てみた。

翔だ…

ドクン…

また、私の心臓が激しくなった。

翔が階段を登る。

『2人とも来んの早えーな…何でアミ達がいるんだ?』

『あー俺が呼んだの。下にいたから』

『ふーん』

『じゃあ私達はこれで…』

階段を降りようと思ったら。

『えー!帰んの?いいじゃん。一緒に食おうよ!弁当』

『でも…邪魔じゃ…』

『いいっていいって!』

『あ…じゃあ』

私達はその場に座る。

『えっとー櫻井君…』

池ちゃんが少し緊張した様子で言う。

『何?あと櫻井君じゃなくて優でいいよおまえらも』

『俺も康也でいいぞー』

『俺も翔でいいよ』

『じゃあ私は優香で』

『私のことはみくで』

『じゃあ私はアミ…』

『おう!宜しくな』
お!優君笑顔だ。

あれ?池ちゃん顔赤くない?

私達はお弁当を食べながら盛り上がった。


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