空色
『だってアミ。翔のこと好きなんでしょ?』

え…

『べ…別に好きじゃないし』

私はみくに顔を少し赤らみながら言った。

『嘘だぁー!翔がいるとアミ顔赤いんだもん!』

顔が赤い?何で…?

『じゃ買ってくるねー』


『みんなーお待たせ!』

お会計をすませたみくが走って向かって来た。

『あれ?何か買ったのか?』

真っ先に聞いたのは康也君。

『うん♪』

みくが袋をガサガサと開ける。

『じゃじゃん♪ペアネックレスでーす』

みくが元気よく見せる。

でもみんなは驚いた様子でネックレスを見つめる。

『おまえそんなに誰とつけんだ…?』

優君がちょっと驚いた様子で聞く。

『みんなでつけるんだよ』

『は…?』

『えーっとアミと翔。優君と池ちゃん。私と康也!』

みくがみんなにネックレスを配る。

『な…なんで俺とアミ?』

翔が不思議そうに聞いてくる。でも少し顔が赤い気がした。

『いーじゃん細かいことは♪付けてね☆』

みくに言われるまま私達はネックレスを首につける。

でもこのネックレス可愛いな…。

『じゃあ次はどこ行く?』

元気いっぱいにみくが話を進める。

『そうだなー…とりあえずデパートとか?』

『じゃあ決定!行こう♪』

そして私達はデパートへと向かった。


< 21 / 82 >

この作品をシェア

pagetop