空色
『やっと店があるところに来たな〜』

『だね♪デパートにも近づいたかもね』

『あぁ。よし、行くぞ』

『うん』

そう言うとまた歩きはじめた。

そしたら急に人混みがこっちにダッシュで向かって来た。

『わぁ!なんだぁー?』

翔がそう言うと私は後ろを見た。

なんと私の後ろにまたAquaがいた。

でも遠くだったけどね…

『ヤベーぞ潰されるかもしれない!』

『うそ!』

そう言うと翔は私の手を掴走りだした。

おもいっきり走ったけど、Aquaのパワーなのかな?人混みの人達のダッシュがはんぱなく速かった。

『追いつかれるー!!』

そう言うと、私達は人混みの中に入ってしまった。

『わぁ!!!』

そう言うと私は翔の手を離してしまった。

『バカ!手離すな!アミー!!』

人混みの中、翔の叫び声が響きわたる。

翔の姿がだんだん見えなくなるにつれ、

私の不安が高まった。


< 24 / 82 >

この作品をシェア

pagetop