空色
『ねぇねぇみくと康也どこにいるんだろうね?』

池ちゃんがみんなに言う。

確かに…二人一緒だといいけど…

『あいつらも“ここに”いればいいんだけどな』

『探して見るか?』

『そうだね。もしかしたらいるかもしれないし』

ということで私達はみくと康也君を探すことにした。

…あれ?

池ちゃんと優君手繋いでる?

まさか…

『ねぇ池ちゃん』

『なあ優』

私と翔の声が重なる。

『池ちゃん…ちょっと来て』

『優ちょっと来い』

池ちゃんと優君は言われるまま向かって来た。

『池ちゃんって優君と付き合ってたの?』

『えぇ!?』

池ちゃんの顔が赤くなる。

池ちゃんは優君の方をチラッと見たら優君も池ちゃんの方を向きコクっと頷いた。


『うん…そうだよ…』

『やっぱり!手繋いでたしね♪』

『じゃあ私からも質問。アミは翔と付き合ってるの?』

『え…』

『どうなの?』

池ちゃんがグイっと顔を近づける。

『別に…付き合ってないけど』

『え〜!つまんない』

池ちゃんは口を尖らせた。

私と池ちゃんは翔と優君の所へ戻りまたみくと康也君を探しはじめた。


『はぁー疲れた。ねぇそろそろ休憩しようよ〜!』

『そうだなーカフェでも行くか…』

『賛成♪』

池ちゃん…疲れるの早いんだね…

と言うことで私達はカフェへ向かった。


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