空色
ガラッ!!

教科のドアを開け私は教室に入る。

『アミーおはよ☆』

『みく…おはよ…☆』

みくがいつもどおり元気よく挨拶をする。

『どうしたの?元気無いね…』

『大丈夫!まだ眠いだけ!』

ガラッ!!

教室のドアが勢いよく開いた。

『おっはよ〜』

『おはよー!』

『はよー!』

優君と康也君と翔だった。

『アミおはよ』

翔がニコッと笑う。

『おはよう』

私もニコッとする

『…あれ!?池ちゃんいつの間に居たの?』

みくが声を上げる。

『…ふおー?…おはよ…』

池ちゃんはまた寝はじめる。

『ねぇみく…気になってたことが一つあるんだけど…聞いていい?』

『なあに?』

『土曜日なんかあったの?』

『ふあ…!な…何にもないよ!!』

『え…でもみ…』

『おーい小野坂ーたすくが読んでるぞー』

誰かの声に掻き消され、みくは逃げるように去っていった。


そのあとの授業も私は集中できなかった。


『あみー一緒に帰らねーか?』

私が帰ろうとした時に翔が話かけてきた。

『え?…別にいいけど…』

『じゃあ早速帰ろうぜ』

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