空色
『そーいえばみく。康也ん家目立つって何で?』

『あぁーそれは…ふごっ!』

後ろで歩いていた康也君がみくの口をふさぐ。

みくが無理矢理手をどけた。

『ぷはぁ!いきなり何すんの?』

『おまえが俺ん家どんな家か言おうとしたから』

『別にいーじゃん』

『だーめ。明後日のお楽しみ☆』

悪戯っぽい笑顔で笑うと康也君はみくの手を掴んだ。

『じゃあ俺らここで帰るよ。じゃあなー』

『ちょ…康也!?』

みくは康也に連れて帰られた。

『…じゃあ僕もここでバイバイ』

『あ!優香一緒に帰ろぜ』

池ちゃんと優君も行ってしまった。

『…アミ行くぞ!』

『うん…』

私も翔と二人きりで帰った。

でもほとんど話さなかった。

ガチャ…

『ただいまぁー』

『お帰り。遅かったわね』

『みんなと話てて』

『お風呂先に入っちゃって』

『うん』

私は2階へ行きバックを置くとお風呂場に向かった。

チャプン…

『ふー…つかれたぁ〜』

私は一日疲れた体をゴシゴシ洗った。

髪も顔も体も洗い流すと、またお風呂に入った。

『はあー気持ちー…疲れがとれるねぇ〜』

大きなため息をつくき、お風呂から出た

『ふー気持ちよかった☆』

いい気持ちで部屋に向かうと、ケータイがチカチカ光っていた。

『?誰だろ…』

ケータイを開けるとメールが来ていた。

差出人はみく。

『えーっと…明日旅行に行くから何か買いに行かない?池ちゃんも一緒だよ☆…楽しそう♪行くに決まってる!』

私はみくにメールを返した。


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