空色
『バーカ。誰と話そうがおまえのこと好きな気持ちはかわんねーよ』

ニッっと笑った。

『バカ…聞いてたの…?』

みくが小声で言う。

『聞こえたんだよ』

私達はびっくりして二人を見つめていた。

『なぁ。俺今の学校にこれてよかったよ。おまえらといるのも楽しいけど、1番はみくに会えたことだよ。今、俺幸せだから』

そう言うと康也君はそっとみくにキスをした。

『…バ…バカ!みんなの前でなんてことすんのよ…』

真っ赤になりながらみくは言った。

『いーじゃん♪…みんな固まってないで行くぞ!』

そのあと私達はなんだか会話ができなかった。

前はラブラブな康也君とみく。

後ろは静かな優君と池ちゃん。

チラッと後ろを見ると池ちゃんと優君が手を繋いでるのが見えた。

みんなラブラブだなぁ…

私と翔はそんなんでも無いけど…



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