空色
『うわぁ〜お風呂広っ!!』

『まるで温泉じゃん』

『すごっ!』

お風呂は温泉みたいに広くてビックリした。

体を洗い終わると湯舟につかった。

『はぁ〜気持ちい…』

『疲れも吹っ飛ぶね』

『にしても…アミ。質問してもいい?』

『うん…いいけど…』

池ちゃん急にどうしたんだろう?

『僕の予想だけど…綾奈って翔のことが好きなんじゃないかな…?』

綾が…翔のことを…?

私はその場で固まってしまった。

『アミ…?』

『あ…ごめん。そっかー綾が翔のことを…』

『で…でも僕の予想だから…あんまり気にしないで!』

私が落ち込んだと思ったのか、池ちゃんがわざとらしく言う。

お風呂から出ると、私達はすぐ眠った。

なんだかそのあとはみんなと話せ無かった。

二人とももう寝たかな?

私は綾のことが気になって眠れなかった。

もし綾が翔のことが好きだったらどうしようとか翔が綾のことを好きだったらどうしようとか。

別に翔のことは好きじゃないよ…多分…でもなんだか気になってしかたが無かった。

私はタオルを引っ張って顔をかくした。

そして眠った。


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