空色
顔に光があたる。

目をあけると、まだ二人とも寝ていた。

『…起こしちゃ悪いよね』

私は静かにベットから離れ、着替えた。

海が近いからかな?いつもより爽やかに感じた。

でも心は昨日のまま。

私は手で顔をビシッと叩きスッキリさせた。

『ふぅー…顔洗ってこよ』

私は静かにドアを開け、洗面所に向かった。

『ふぅ〜スッキリした!』

顔を洗った私はまた部屋に戻った。

『おぉ!おはよ』

『康也君おはよ』

『朝飯食うからみくと優香呼んで来て。他の奴らはいるから』

『わかった!』

部屋のドアを開けるとみくと池ちゃんはまだ寝ていた。

『みく!池ちゃん!起きて』

私はみくと池ちゃんの体を揺さぶった。

『…ん…おはよ…アミ…』

みくは目をあけて起き上がった。

『ほら!池ちゃんも起きて!カエルのグッズ壊しちゃうよ!』

『ダメェ!!』

池ちゃんは勢いよく起き上がった。

『池ちゃんおはよ♪』

私はニッコリ笑った。


階段を下りると私達は食堂に向かった。

『遅れてごめん』

私はそう言うとイスに座った。

『今日の朝食は和食です。みなさんでわどうぞ召し上がって下さい』

『いただきまーす♪…美味しーい!』

やっぱ日本人は和食だね。和食サイコー!

『あ!そうだ。今日はどうすっかか?昨日は海に行ったけど…今日も海にするか?』

『うーん。この島の探検とか!』

『お!いいなそれ♪俺賛成』

優君が堂々と手を挙げて言う。

『おもしろだな!みくナイス提案!どうだ康也!』

『まあいんじゃねー。実際言うと俺も楽しそうだと思う』

『みんなで探検もいいけど、私的には宝探し何かいいんじゃないかな?』

綾が髪を耳にかけながら提案した。

『宝探し?例えば何隠すの?』

『例えば“宝”って書いた紙を島に隠して、1番多く見つけた人には商品ありってのはどう?』

『いいなそれ!みんなどうだ?』

康也君がみんなに聞いた。


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