空色
『じゃあペアはこれで決まりね♪』

『うん…』

私は小さく返事をした。

ペアは

池ちゃんと優君。
みくと康也君。

ここまではいいよ。だって彼かのどうしだし。

私と佑久。
綾と…翔。

『よろしくね翔♪』

『おう…』

『よろしくなアミ』

『うん…よろしく!』

テンションが上がる中私だけは少し浮かない顔をしていた。

そして30分後…

『坊ちゃま。準備が完了しました』

『よしっじゃあ行くか!』

私達は別荘から出た。

『皆様この時計をお使い下さい。2時間後に音が鳴るので、音が鳴ったらここに戻って来て下さい』

『わかりました』

『迷ってしまったら、右のボタンを押して下さい』

『はい!』

『でわスタートです』

みんながいっせいに走りだした。

『頑張ろうねアミ!』

『う…ん!』

綾と翔のことは考えない!

楽しもう!

『じゃあこの辺から探そうか』

『うん』

私は膝をついて、木下に小さな穴があるのを見つけた。

手を伸ばすと、

『あ!1枚目発見』

『…ちょっとアミ。顔に泥ついてるぞ』

そう言うと、佑久は私の顔を手を近づけ、泥を取ってくれた。

『ありがと…』

『よしっ!2枚目探しに行こっか』

そしてちゃくちゃくと私達は宝の紙を見つけた。


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