空色
『んっ…』

どうやら私は泣き疲れて寝てしまったようだ。

隣を見るとみくも寝ているのが見えた。

『寝ちゃったんだ…今何時だろ…?』

時計を見るともう7時だった。

『うそ!もう8時!?み…』

起こしちゃ悪いよね…

私は1人で部屋からでてみんなの所に行った。

『アミィ〜遅かったね』

『うん…ちょっとね…』

『あれ?アミの目少しはれてない?』

池ちゃんにそう言われて窓に目を向けると目がはれていた。

泣いたからかな…?

『…なぁアミみくは?』

『みくなら部屋で寝てるよ。疲れたみたい…』

『そうなんだ…』

康也君心配なのかな?

『あ!そうだ言い忘れてたけど明日帰るから☆』

康也君が言うと一瞬シーンとした。

『あ…明日?』

『うん。明日♪』

『って明日ぁ〜!!』

『急すぎるでしょ!』

『早くね!?』

『まあまあとにかく明日の…9時くらいにはもうここから出るから準備しといてね☆』

そう言うと康也君は部屋に戻って行った。

『ねぇねぇ翔ぅ〜あっちに帰ったらさっそく遊園地に行こうよ♪』

『おまえん家も俺達の家の近くなのか?』

『まあ近くかな?…とりあえず行こうよぉ〜』

『…いいよ…』

『やったぁ〜♪』

私は綾と翔の会話をずーっと眺めていた。

見たく無くても見てしまう。

『…な…なあアミ。帰ったら遊園地行こうよ!』

『え…でも私…』

翔の方をチラッと見てしまった。

『あー…翔達が行くのは“Dreamランド”で俺達が行くのは“泉遊園地パーク”だから』

『そっか…それなら行こうかな…』

『じゃあ決まりな!』

その瞬間佑久がニヤッと笑ったように見えた。きのせい…?

私もまた部屋に戻った。


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