空色
『アミ…?…ごめん嫌だった?』

そう言うと佑久は私の体から離れた。

『…違うの…』

『え…?』

『佑久の…せいじゃないから…』

『じゃあ何で泣いてるの?』

『え…?』

目に手をあてると涙がこぼれ落ちてきた。

『ごめん…』

私がそう言った瞬間、観覧車のドアが開いた。

『…帰ろう。アミ』

『うん…』

帰る途中私達は一言も喋らず帰った。

『じゃあね…』

『うん。また…』

佑久と別れると、自然と速度が上がった。

『ただいま…』

『おかえりなさい』

すぐに2階に上り、部屋に入った。

『最近…泣いてばっかりだな…』

何でかな…?

佑久と付き合ってからよく泣くようになった。

でもそれよりももっと気になっていることがあった。

何で翔と綾がこの遊園地にいんだろ?たしか…翔達は違う遊園地だったはずなのに。

予定が変わったのかな?


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