空色
夏休み終了。

また今日から学校が始まる。

『おはよー!』

『アミおはよぉ〜』

『おっす!アミィ』

池ちゃん朝っぱらからハイテンションだな〜

ガラッ!!

『おいおまえら!集会が始まっぞ!並べ!』

相変わらず急な先生だ。

しぶしぶ並んだ私達は急に気分が下がってきた。

他の人達もそうみたい。

集会開始。

『生徒会長から…』

『我々は…』


『終礼…』

やって終わったぁ〜

目をこするとあくびがでてきた。

キーンコーンカーンコーン

『では授業を始める。っとその前に、おまえらに大事な話しがある』

先生の言葉で教室がざわめき始める。

大事な話しってなんだろ?

『翔…』

先生が翔の方を向き、手招きをする。

翔は席を立つと先生の所に向かった。

なんだか悲しそうな顔をしていた。

『翔は、来週の土曜日に北海道に転校することになった』

え…?

翔が転校?

ざわめく教室の中、私は動けないでいた。


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