空色
―キーンコーンカーンコーン

―ガラッ

『おまえらー席着け!!』

大橋先生が教室に入って来た。

『今日は委員会と係を決めっぞ!』

い…委員会!?

やだなー…係にしよう。

委員会はちゃくちゃくと決まっていく。

これなら入んなくても大丈夫かも。

『次ー図書委員。男子やりたいやついるかー?』

一人の男子が手を挙げた。

『他はいるかー?…じゃあ図書委員は翔なー』

え!?宮本君!

って何反応してんだろ…
『次女子やりたいやついるかー?』

―スッ

『他いるかー?じゃあ女子はアミな』

え!?私?何で…。

あぁー何で私手…挙げてんの?

『じゃあこの紙には委員会になった奴が書いて。こっちの紙は係の奴が書けよ。』

宮本君が紙を取りに行き、みくに声をかける。

『この席使っていいか?』

『うんいいよー』

宮本君が席に着く。

『國井が書いていいぞ』

『え…うん』

言われるまま私は書きはじめる。

図書委員…っと我ながら上手くかけたな。
はう…!

宮本君がじーっと見てくるよー。

ドキッ

何?またドキッてしたー!!



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