好きな人争奪戦
「あっ、そう。それで俺に『宣戦布告』ってワケだ。」
「ハイ。なので、そのネクタイを渡してください。」
「やなこった。」
と、意地らしく、ベロを見せて自慢そうにネクタイをヒラヒラと、見せている。
「そーですか。分かりました、では北村くんはもらいますね。」
それだけ言うと、高木は俺の元へと走ってきた。
ってオイ!!
今来たらばれるぅぅー!!
まぁいいや。
どうにでもなれーー!!
「北村さん!一緒に来てください!!」
「おう!」
と俺は1人の勇敢な姫とゴールまで走る。
結果的に彼女のことは、あまり知らないけれど、
これから知っていけばいい。