ツンデレなお姫様!?
そんな言葉で、
褒められた経験なんて、
1度もなかった私は、
何もかもがうれしくなった。
「あー、紗和ってお世辞上手いね!そんなこと言ったって、何もでないよ!」
「そんなんじゃないもん!お世辞なんかじゃないもん!光姫は可愛いし、カッコいいし、私の憧れだよ?」
言われた1言、1言が重く感じられて、
我慢できなくなって、泣いた。
「・・・も、泣かないって思ってたのにー・・・グスン、あんまり私を感動させないでよー!あー、泣いたの、紗和のせいだからねっ!」
「えー!泣かないで、光姫!わ、私、どうしたらいい?何でもするよ!!」
慌てた紗和が
可愛くて、
面白くて、
つい、笑っちゃった。
「じゃあ、ずぅーっと私と一緒に居て!!」
「えっ・・・。・・・もちろんだよっ!!大好き、光姫!」
「私も大好きだよ、紗和のコトっ!!」
初めて、分かり合えた、
喜び、悲しみ。
本当に大好きだよ、紗和。
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