ツンデレなお姫様!?
私が叫んだのも無理はない。
だって・・・
私の格好は
さっき宮村先輩に襲われたまんまで、
ブラウスのボタンがとれて、ブラがほぼ丸見えの
状態だったから。


「光姫ちゃん、俺を殺す気?それを宮村のバカにも見せてたの?」

愁斗先輩はとても低い声で言う。

「ゴメンなさぃ・・・。」

私も謝る。

「光姫ちゃんは、宮村と俺、どっちが好き?」


「え・・・・・・?」

宮村先輩と愁斗先輩?

「えー・・・と、・・・んっ!」

私が言おうとした時、もう私の唇は愁斗先輩に奪われていて・・・。

「・・・ねぇ、どっちって言おうとしたの?」

「愁斗先輩・・・って言おうとしたっ・・・」

それは本当のことだし。
宮村先輩は私を襲おうとしたから、嫌いになった。
でも、愁斗先輩はいつも私に優しいから・・・。

「俺、期待しちゃっても、いいの?」

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