ツンデレなお姫様!?
「・・・、とにかくっ!私は行きませんからっ!
では・・・・・・」
ぐいっと腕を引っ張られた。
「ちょっと待ってよ!本当に行かないの?えー行こうよ!!」
さ、最悪・・・。
何なの、この軽い感じは・・・。
「やめてくださいっ!私は行きませんから。成宮先輩っ!!」
「俺の自己紹介しとくね、知ってると思うけど、一応・・・。
名前は成宮愁斗。趣味は剣道、特技も剣道。とにかく、俺は剣道が
スキだ。成宮先輩じゃなくて、愁斗って呼んでよ!!」
あー、もう!
私は練習したいのにっ!!
とっとと、話を済まして行かなくちゃ。
「あー、そうですか、愁斗先輩でいいですか?そろそろ、私行きますね・・・」
そう言って、部室に行って着替えようとしたら、
ボソっと耳元で、愁斗先輩に囁かれた。
「俺さ、光姫ちゃんのこと、気に入っちゃったみたい、なんだよね。
だからさ、俺の彼女になんねぇ?」
っ!!何、言ってんの、この人!
やっぱ、軽い!チャラい!
軽い、チャラい=キライなタイプ
私の中で変な公式が出来上がった。
「あの、一応、言っておきます。」
「ん?」
< 5 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop