ツンデレなお姫様!?
「何もないけど、ごめんねー」


いや、十分ですけど。

こんなデッカイ家、初めてですし、

緊張、してますよ。


しーんと静まり返る部屋。

「何から、するの?」


その沈黙を破ったのは、愁斗先輩だった。


「数学、あたりから?」


「ん。了解。んじゃ、まずはどこが分からないの?」


「んー、どこだろ。どこっていうか、全部・・・」


「えーっ!そんなに頭悪いの!?光姫ちゃん!」


すいません、悪いです、かなり悪いです。

そこは認めます。

だって本当に悪いから。

フォローの入れようがないくらい悪いです。

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