俺様彼氏の意地悪な唇(仮)



コツコツコツ…




「(あ…)」




上がってった。




「ぶはーーーーっ!苦しかった!!」





さっきの…ちらっと後姿みたけど…志波って奴だよね。





朝見た髪と同じだったし…。





上…行った。







変に興味がわいてしょうがなかったあたしは足を職員室から階段へ向けた。






というか、お弁当とかお箸とか…頭から抜けてた。






猛スピードで階段を上がっていくあたし。あのひと…上るの早いな…。





ちょっと顔見るだけだもん、いいよね。






かすかにする甘いミントの香り。本能的にこの香りは志波くんのものだと直感。












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