屍都市
まるで暴走する列車だ。

雄大を背負ったまま、山田はゾンビの大群の中を突き進む。

目指すは地下鉄のホーム。

脇目も振らずに一直線に走り。

「うわぁっ!?」

下りの階段、その一歩目で転倒!

山田はまたも階段を転げ落ちる事となる。

「坊や!」

それでも雄大だけは守らなければ。

咄嗟に雄大の体を抱き締め、彼は階段を転げ落ちる!

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